「ボカロPになりたい」と思ったときに必ず直面するのがDAW選びです。
ボカロソフトだけでは歌のパートしか作れませんから、まずはDAW(DTMをするためのソフト)を手に入れて曲を作る必要があります。
どれがいいんだろうとネットで探しているうちに情報収集だけで疲れてしまい、「DTMはまた今度…」の繰り返しになっていませんか?!
無料版や有料版も含めDAWは何十個もありますが、4択までに絞りました。0曲目のうちは課金は不要です。
正直言いますと、2024年10月までは「Studio One Prime」がオススメ一択でした。
しかし残念ながら無料版は配布終了となってしまったので、現時点の選択肢として個人的おすすめをまとめます。
初心者は、どれでもいいのでまず1音でも音を鳴らせたら優勝です!
【2025年最新】スタートダッシュにおすすめDAW4選
① BandLab : 無料で今すぐDTM体験したい人向け

DTMの概念がひっくり返る!普通DTMを始めたいとなると、ソフトをダウンロードして、インストールして・・・という手順を必要としますが、これはネット上でアクセスするだけでDTMできてしまいます。
見た感じ、普通のDAW画面と変わりません。あれこれ悩まず、どんな音が鳴るかなーと遊んでみるには最適でしょう。
普通のDAWと違うところは、制作画面以外はまるでSNSなところです。楽曲のシェア・投稿、他ユーザーのフォローなど、「音楽制作とSNSがセットになったもの」みたいな感じ。ただ、制作以外の機能は使わなくても別に大丈夫です。

こちらからアカウント登録すればすぐ遊べます。
隠れた機能として、BandLabにはブラウザ上でマスタリングしてくれるサービスというのもあります。
マスタリングとは、一言で言えば曲をきれいに整える、という工程です。
曲が完成するまでは使うことはないですが、「マスタリングって何やねん!」と悩む初心者の味方ですので、とりあえずアカウント登録していても便利なサービスとなっています。
BandLabの使い方については、いずれ記事を執筆する予定です。
② GarageBand : Macを持ってる人向け

Macを持っている人はすでに持っているソフト(そして使われることなく忘れられているか削除されている)。
そもそもAppleってパソコンソフトの会社かと思いきや、ガチな音楽制作ソフトを作っています。
Apple Music、Airpods(イヤホン)など、音楽にかかわるサービスやプロダクトをリリースしているので、音楽制作者向けのソフトを開発するのも理解できます。
位置付けとしては、GarageBandは「Logic」というソフトの無料体験版という感じです。
GarageBandも結構しっかりしたソフトですので、Macユーザーであれば、無料ならとりあえずこれ一択、と言ってもいいかもしれませんね。
ただし残念な点もあります。MIDIの書き出し機能が公式で用意されていないことです。
MIDIとは、メロディーの情報のようなものと思ってください。DAWで打ち込んだメロディーをMIDIデータとして書き出して、ボカロ側に読み込ませれば、ボカロがその通りに歌ってくれます。GarageBandはMIDIデータを出力できないので、GarageBandでメロディーを作ったとしても、ボカロ側で再度メロディーを打ち込んでいく必要があります。
はじめてのDTMという点では申し分ありませんが、曲を作ってみてだんだん不便だな〜と思えてきたら他のDAWの課金検討時期かもしれません。
③ Cubase LE : 初音ミクを購入予定の人向け

初音ミク持ってますかー?! 買う予定ありますかー?!
初音ミクに限らず、クリプトン社製のソフト(鏡音リン、巡音ルカ等)を購入すれば、2025年現在はCubase LEというソフトがセットで付いてきます。これがあれば、とりあえず有料DAWを買わずにまずこれで1曲作ってみる、という手順を踏むのがオススメです。

なお、2024年10月以前はCubase LE ではなく「Studio One Artist」が付属していましたが、Studio Oneの方針により廃止となりました(残念すぎる)。
Macユーザーの場合GarageBandとCubase LEどっち使うべき?!とりあえずCubase LEがあるならそっちを使うのがいいかなと思います。1曲作ってみるとDAWの使い方を覚えるので、GarageBandも後ほど触ってみるといいでしょう。
④ Studio One Pro : 無料から有料DAWにステップアップしたい人向け

Studio One Primeという無料版が廃止されたことにより、有料版のみとなってしまいました。
わたくし、2024年1月に「作りながら覚える 3日で作曲入門2.0」という本を出版し、中身はStudio One無料版で曲を作る内容でした。その約9ヶ月後、Studio One無料版が配布終了となってしまいました。泣いていいですか?
(なお、本の購入者様向けに救済措置の緊急アナウンスもしております)
DAWの歴史的には、「Cubaseの元開発者が新規に開発したDAW」です。つまり、Cubaseをより使いやすくするために生まれたDAWと言えますね。Cubaseが文句なく最高なのであれば、わざわざ開発していないはずです。
実際私もCubaseの使用歴が10年ほどありましたが、Studio Oneの存在は知りつつも何年も様子見していました。ある時触ってみて「あれ…もしやStudio Oneでよくない?」と気づいてから乗り換えました。
現在は「30日間のお試し体験」が利用可能となっています。ただし有料版の機能すべてが使えるわけではないので、購入すれば追加でいろいろ使えるようになります。
位置付けとしては、他の無料DAWで1曲作ってみる→DAWに課金したくなったらStudio Oneの30日間体験→気に入ったら購入、になりそうです。学生でない人は、タイミングがあえば年に4回ほど30%安くなるセールで購入するのがおすすめです。
他にもいっぱいあるけど・・・筆者の結論
DAWは道具です。何を使うかでオリジナル曲が大きく変わるということはありません。
「弘法筆を選ばず」というように、曲づくりはその人の能力や経験によって左右されます。最初からDAWに課金しても、ありあまる性能をすべて引き出すことは不可能です。
またDTMに慣れてどんどん曲を作っていると、DAWにもともと付属している音源(=楽器)ではなく他の有料音源を買って使うことも多いので、どのDAWでも同じになってきます。Nintendo Switchを持っていようがプレステ4を持っていようが同じゲームを遊べるみたいな感じです。
ですので、後先は考えずとりあえず無料のものから始めてみてはと思います。
なお筆者が最初に購入したDAWはCubaseで、中田ヤスタカさんの影響です。2008〜2009年くらいの話。
私のこれまでの有料DAW経験歴は、Cubase、Logic、Live(ほんの少し)、と経て現在はStudio Oneで、個人的にいまオススメするならStudio One Pro 7がベストかなと思います。いいものは、どんどん取り入れていきましょう!
【おまけ】DAWを触ってみて、その後は?
まずは初めて音が出ると嬉しいです!
でも、しばらくすると「で、この後どうすれば?」となってまた止まります。教えてくれる人がいないと、1曲作り上げるということはなかなか厳しいでしょう。
ボカロPになるにはボカロソフトを使えばいいというわけではなく、やはり作曲も学んでいくということになりますが、かといって音楽理論のサイトを読んで迷子になるというのも避けたい。
そこで、「作曲ってどういう流れでやっていくの?」という全体像をつかむことが大事です。そこがイメージできないと、これからどう進んでいいかわかりません。流れを知っていないと、音楽理論など全く役に立ちません。
次の記事で、作曲の流れを体感してみてください!
では、また次の記事でお会いしましょう〜。よければ記事をシェアしてね。


